放射線科
一般撮影胸部(正面)
X線を用いて胸部の画像を提供します。当院では一般撮影における放射線量を、国際的なガイドラインは元より、より厳しい日本のガイドラインの数値よりも低い数値に設定しておりますので、安心して検査を受けていただけます。
一般撮影室
乳房撮影(マンモグラフィ)
2016年8月新しいマンモグラフィ装置を導入しました。
直接変換方式の検出器を搭載した装置で、被ばくを少なく抑えながらも、高画質な画像を提供しております。
この装置は、新しい撮影技術であるTomosynthesis(トモシンセシス)を搭載しております。Tomosynthesisとは、Tomography(断層)とSynthesis(統一、合成)という意味の言葉を組み合わせた技術で、日本人に多い高濃度乳腺内に隠れて見えづらい病変の描出に優れております。一回の圧迫で、通常の2Dの撮影と断層撮影を行いますので、検査時間も通常の検査と比べて数分伸びる程度で行えます。
マンモグラフィ撮影は、女性の撮影認定技師が行っておりますので、安心して検査をお受けいただけます。
マンモグラフィー
①2Dの画像 ②トモシンセシスの画像
脳・脳血管、頸部血管MRI
強力な超伝導磁石と電磁波を用いて撮影する検査となります。他の検査とは異なり放射線(X線)を使用しません。横になっていただき、トンネル状の装置の中へ入って15~20分ほど検査をさせて頂きます。検査中大きな音を伴いますが人体に影響はございませんので、安心して検査を受けていただけます。
●脳・脳血管、頚部血管MRI・・・15?20分ほどの検査となります。
●その他のMRI検査画像
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MRCP
胸椎腰椎
股関節
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腰椎SAG
腰椎TRS
CT
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影装置)とは、対向する一対のX線管球と検出器が回転しながら人体にX線を照射し、人体を透過して減衰したX線データをコンピュータで再構成し画像を作成する装置です。
2016年5月に新しいCT装置を導入しました。撮影時間が約半分となり、また今まで出来なかった心臓の撮影も可能となりました。さらに画像の処理スピードが大幅にアップしましたので、撮影した画像をより早く医師のもとへ届けることができます。
胸部CT
胸部CTでは肺野や縦隔の横断像や冠状断像を提供します。タバコを吸われる方に多く見られるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺腫瘍や縦隔腫瘍の検索を行います。
胸部CT横断像
胸部CT冠状断像
腹部CT
腹部CTでは肝上縁から骨盤腔までを横断像や冠状断像で提供します。脂肪肝や腎腫瘍などの腹部疾患の検査を行います。
腹部CT横断像
腹部CT冠状断像
その他のCT検査画像
胆のう
大腸
心臓
大動脈
ファットスキャン
ファットスキャンではおへその周りを一枚撮影させていただき、脂肪解析ソフトで内臓脂肪や皮下脂肪などを測定し肥満度を判定させていただきます。
内臓脂肪検査結果
骨密度測定
骨粗鬆症は骨塩量(骨のカルシウム量)の減少によって骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。高齢化社会の到来と共に発病者が急増し、骨が簡単に折れたり、腰や背中が慢性的に痛むようになるなど社会問題化しています。日本には1000万人以上の骨粗鬆症患者がいると推定されています。
この装置はごくごく小さな線量のⅩ線を用いて橈骨(トウコツ)と言われる腕の骨の密度(強さ)を測定します。検査をご希望される方はいつでも受付に声をおかけください。
骨密度測定装置
骨密度測定結果
スタッフ紹介
- 診療放射線技師 8名(パート 1名)
- 放射線科助手 1名
- 放射線科医 1名(非常勤)
主な資格
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 3名 X線CT撮影認定技師 1名
救急撮影認定技師 2名